▼第一印象
「キャー!耳でかい!目がくりくり!!可愛い〜〜!!!これ、何???」
とあるペットショップでの、突然の出会い。
その大きな耳に、小さな鼻先、大きくてつぶらな瞳。
そして猫並みのミニチュアサイズ。
誰もが、ひと目見たら、離れられなくなるくらいの、このなんともいえない可愛さ。
そして、誰もが連想するであろう「風の谷のナウシカ」のテトにそっくりではないか!!
しかし・・・うん?ご、ごじゅうまんえん・・・!!!???
値段を見て去っていく人々の中に、当然私たちも含まれていたのですが、フェネックギツネに一目惚れした私は、ことあるごとに、そのペットショップに通う日々が続いていました。
そのときは、「飼いたいなぁ」と漠然と思うくらいで、まさか本当にこの子を迎える事が出来るなんて夢にも思いませんでした。
その子は、店員さんに聞くところによると、3年ほどいるのだとか・・・。とても広いケージだったのですが、それでも3年間もこのケージの中でしか過ごした事が無いなんて・・・!
「一度だけ脱走したんですけどね。あそこの隅っこでうずくまって、動けなくなってたんですよ。」と、店員さんは言いました。
一度だけのケージの外の世界。この子にとって、どんな世界だったんだろう・・・などと考えていました。
その子を飼えるかもしれないという現実味を帯びてきたのは、ある日いきなり値段が下がっていたからです。
確か38万円くらいだったと思います。
「飼えるかも!!??」
当時、結婚予定だったので、
「結婚指輪の代わりでいい!」などと言って、将来の旦那様に説得する日々・・・。
そして、以前にも増して、暇さえあればそのペットショップに通う日々が続いていました。
店員さんいわく、
「この子はとても性格がいいですよ。」
確かに、長い事ペットショップにいた為か客慣れしていて、寄ってきてごろん。
ちょっと噛まれるかな・・・なんて思いながら手を差し伸べると、くんくんと臭い、やっぱりごろん。
「なでろ」と言わんばかりの態度。
そして、店員さんがそばを通ると、思いっきり尻尾を振り振り、ケージの天井近くまで飛び上がって張り付き、「みゃーみゃー!」と猫のような声で甘えていました。
こんなになつくなんて・・・。フェネックはあまりなつかず、飼育が難しいと本で読んでいた私は、当時は驚きでいっぱいでした。
そして、いろいろと交渉し割引などしてもらい、家の準備も整えて、とうとうその子を迎える事が出来ました!
その子が、「ショコラ」です。