丁度、そんなに遠くない場所で、フェネックギツネを扱っているペットショップがありました。
すでに、1匹予約が入っている状況でした。
そこのショップでは、人に慣れさせるため、産まれてすぐに人工保育に切り替えます。
小さな体から産まれる頭数も限られていますし、なんといっても人工保育は難しいもの。
私達が飼えるかどうか、運しだいでしたが、「3匹産まれた」という情報を得て、見に行きました。
そこで早速、babyの予約を入れようと思ったのですが、何しろ高い。35万円です。
ちょうどその頃、そこに10万円で「オグロスナギツネ」らしき可愛いキツネが売っていたので、そちらにするべきかかなりの間悩みました。その子は、いらないといって誰かが手放したのだそう。。。可哀想・・・。ちょっとキツイ顔してたけど、大人しくて可愛いこでした。
でもやっぱりフェネックが欲しかった。
本当はどっちも欲しかった。でも、ぎりぎりの予算だったし、一度に二匹を迎えるのは仕事をしている私にとっても負担になると思い、その子は諦めてフェネックに予約を入れたのでした。
初めて見るフェネックの赤ちゃん。
なんだかハムスターみたいな・・・。
母親からすぐに引き離され、可哀相だとは思うけど、大事に育てよう!!・・・そう決心しました。
毎週毎週、片道1時間ほどの距離でしたが、そのペットショップに通いました。
まだ小さすぎる赤ちゃんは、自分でミルクを飲めないので、管を通して飲ませていました。
しかし、その管を通すのも、難しいもの・・・。
数回目に見に行ったとき、3匹いた赤ちゃんは、2匹に減っていました・・・。
ようやく、大きくなってきて、自分達でミルクを吸えるようになって来た頃には、触らせてもらいました。
手のひらの上で、すやすやと寝る子たち・・・。
本当に可愛い!の一言に尽きます。
毎週見に行っていたのに、ある日急に耳が大きく成長していました。
立派なフェネックギツネのお顔に近づいているようでした。
もうその頃になると、とんでもない暴れん坊ぶりを発揮し、じっとしていません。
店員さんが抱きかかえている場所から飛び降りて、背中を強く打ち、「キャン!」と鳴く場面もありました。
そして、野生的な一面もさっそく見せてくれました。
店員さんがジャーキーをあげると、ものすごい勢いで、2匹が取り合い、「ギャーギャー」言いながら食べるんです。
まるで、怪獣が叫んでいるような声です・・・。こんな光景は、犬や猫ではあまり見られません。
それはまさに、野生に戻る瞬間なのでした。